一関・平泉

花泉・清水集落 かさ編み上げお地蔵さんへ【一関】

イグサを使って地蔵用の編みがさを作る参加者

 一関市花泉町の清水集落公民館(小金森滋館長)で17日、地域住民による編みがさ作りが行われた。同館前の沿道に並ぶ地蔵にかぶせる物で、参加者は地域を見守ってくれている地蔵に感謝を込め、昔ながらの作り方で小ぶりのかさをこしらえた。

 清水集落は民話「かさこじぞう」発祥の地の一つといわれており、民話を伝承しようと1983年に花泉ロータリークラブが6体の地蔵を建立した。かさ作りは編みがさの産地だった集落の伝統を途絶えさせないよう、20年以上前から同集落公民館事業として毎年開催している。

 男女14人が参加し、地元のベテランに教わりながら、手作りの編み台に材料となるイグサを取り付けて作業。イグサが切れないよう霧吹きで湿らせながら慎重に編み、10個のかさを完成させた。

 盆と正月に地元の住民らで取り替えるといい、民話同様に5体にかさをかぶせ、1体には手拭いを巻く。

 小金森館長は「新しくしてもらい、また1年間地蔵さんたちも喜んでくれる」と笑顔。かさ作りについては「昔は農閑期を利用して多くの人が携わっていたが、作り方を知っている人は高齢となってしまった。作業工程を映像などで残し、伝統を引き継いでいきたい」と話している。

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