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ツイッターで注意喚起 県警サイバー犯罪対策課 アカウント開設【岩手】

県警サイバー犯罪対策課が開設したツイッターアカウント。最新の手口や被害防止対策を情報発信している

 県警サイバー犯罪対策課は、インターネットなどを悪用したサイバー犯罪に関する情報発信を強化するため、ツイッターのアカウントを開設した。最新の手口や防犯対策をタイムリーにつぶやき、被害防止につなげる。

 県警は昨春、インターネットを悪用した詐欺やインターネット交流サイト(SNS)による青少年の呼び出しなどのサイバー犯罪に対応するため、同課を新設。これまで県警のホームページ(HP)などで注意喚起していたが、情報をよりタイムリーに発信するため、日常的に活用されているSNSであるツイッターの運用を決めた。

 同課の専用アカウントとして、今月1日に開設。「運送業者を騙(かた)るSMSに注意!受信してもリンクを開かないように」「不正送金の被害につながるメールに注意!ネットバンキングの情報を盗み取るメールが拡散中」など、流行している犯罪の手口や被害防止対策を週1回ほどの頻度でつぶやいている。

 被害者からの相談が集中するなど、被害拡大が予想される手口については、随時情報を発信する。事件の通報受理や相談対応は受け付けていないため、緊急時は110番通報の利用を促している。

 このほか、「ネット利用の特殊詐欺とかけて完投を目指すピッチャーと解く。その心は…請求(制球)に気を付けましょう」など、ユーモアたっぷりの“サイバー犯罪謎かけ”も紹介。同課の永澤昌敏次長は「サイバー犯罪は全国に広がっている。相談が多い事例を中心に分かりやすくつぶやいているので、危険性について知ってほしい」と呼び掛けている。

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