県内外

全日制平均倍率0・89倍 来年度県立高入試志願状況(調整後) 76年度以降で最低【岩手】

 県教委は21日、2019年度県立高校一般入試の志願者数(調整後)を発表した。全日制と定時制(杜陵、奥州校は前期日程)を合わせた県内66本分校の志願者数は、調整前を11人下回る7752人。平均志願倍率は、調整前と変わらず全日制が0・89倍、定時制が0・23倍だった。全日制の平均志願倍率は記録が残る1976年度以降で過去最低となった。

 調整後は全日制の実質定員8562人に対し、志願者数は7642人(調整前7652人)。定時制は実質定員480人に対し110人(同111人)。

 18年度に続き実質志願倍率が1・5倍を超えた学校・学科はなく、最も高かったのは盛岡四・普通科の1・49倍。盛岡商・情報ビジネス科1・37倍、同・流通ビジネス科1・35倍と続く。

 調整前後で志願者数が多く減ったのは、調整前の実質志願倍率が1・5倍を超えていた盛岡商・流通ビジネス科で22人の減、盛岡四・普通科で16人の減。一方で増えたのは盛岡商・会計ビジネス科の22人増、盛岡北・普通科の13人増で、定員割れだった志願倍率は1倍を超えた。

 全日制63校120学科のうち定員を下回ったのは50本校81学科(調整前52本校84学科)で、18年度に比べ1校減り3学科増えた。

 定時制は調整前と同様に全学科で定員割れとなった。

 盛岡市教委も同日、盛岡市立高一般入試の志願者数(調整後)を発表。調整前を2人上回る218人で平均志願倍率は調整前を0・02ポイント上回る1・40倍となった。

 県立高、盛岡市立高とも一般入試は3月6日、合格発表は同14日に行われる。

地域の記事をもっと読む

県内外
2024年4月27日付
県内外
2024年4月27日付
県内外
2024年4月27日付
県内外
2024年4月27日付