一関・平泉

計400万円架空請求 平泉の50代女性が被害

岩手県警一関署=一関市山目三反田

 一関署は1日、平泉町内の50代女性が2月26日から3月2日までの間に約400万円をだまし取られる特殊詐欺(架空請求)被害が遭ったと発表した。同署は「電子ギフト券での支払い請求や宅配便での現金送付は全て詐欺が疑われる」として注意を促している。

 同署によると、女性はスマートフォンに「利用料金の支払い確認」を求めるショートメールが届いたため、記載された電話番号に連絡して「心当たりがない」と伝えた。応対した男から「間違って請求が登録されたかもしれないが、30万円を支払ってもらう必要がある。間違った登録であれば30万円のうち95パーセントは返金される」と言われたことから、女性は指示に従ってコンビニエンスストアで電子ギフト券を購入し、カード番号を電話で教えた。

 その後も別の男から電話が次々とかかってきて裁判費用などを理由に支払いを求められ、女性は電子ギフト券を購入する方法のほか、宅配便で現金を送るなどして数回にわたって計400万円をだまし取られた。

 同署の豊岡茂副署長は「ショートメールで未納料金を請求された場合は、記載された番号に電話せず警察などに相談してほしい」と呼び掛けている。

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