花巻

支援、協力に感謝 花巻空港 新ビル開業10周年 職員ら出発機見送り

横断幕を手に出発機を見送る県空港ターミナルビル職員ら

 いわて花巻空港ターミナルビル開業10周年記念イベントは9日、花巻市の同空港で開催された。運営する県空港ターミナルビルの菅原伸夫代表取締役社長があいさつし、乗客に記念品を配布。同ビル職員が横断幕を手に出発機を見送り、利用者と関係者に10年間の感謝を伝えた。

 同空港は1964年に供用開始され、2009年に現在の新ターミナルがオープン。同日の移転10周年に合わせ、記念イベントが実施された。

 あいさつに立った菅原社長は「国内定期便利用客は8年連続増で10年前比で約3割増、国際定期便も台北と上海の2路線が運航している。順調に10周年を迎えることができたのは多くの支援、協力のおかげ。これからも快適で楽しんでいただける空港を目指し、おもてなしに努めていきたい」と利用者らに感謝した。同ビル職員が搭乗客に景品を手渡し、空港エプロンで「おかげさまで新ビル10周年」の横断幕を手に出発機を見送った。

 このほか節目を記念し、同ビル2階出発ロビーに利用客メッセージボードを設置。掲示直後から「おめでとうございます。花巻空港から旅行に行けて便利です」「いつも利用しています」「応援しています」といったメッセージが寄せられた。イベントに合わせた売店感謝セールなどもにぎわいを見せていた。

 同空港は05年に乗降客数1000万人を達成し、09年4月に新ターミナルがオープン。11年の東日本大震災発災時は、24時間運用など被災地救援拠点として重要な役割を果たした。

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