一関・平泉

刈り立て 柔らか 下大桑ヒツジ飼育者の会 見学会、初の即時販売も【一関】

下大桑で飼育しているヒツジの毛刈りを行う参加者

 一関市萩荘下大桑地区の下大桑ヒツジ飼育者の会(桂田清会長)は20日、同市萩荘地内でヒツジの毛刈り見学会を開いた。同日は初めての試みとしてウールの即時販売会も実施し、盛岡市などから訪れたホームスパン作家が刈った羊毛の品質を確認。同会では羊肉に加えて羊毛の販売にも力を入れ、活動の幅を広げていく。

 同日は会員と地域住民らが参加。梁川ひつじ飼育者の会の松島英彦さん(48)が講師を務め、サフォーク種16頭の毛を刈った。松島さんが専用のバリカンを使って毛刈りの手本を見せた後、会員も挑戦。暴れるヒツジの押さえ方や皮膚を傷つけないこつを体得していた。

 16頭から羊毛約50キロが採取され、会員たちがヒツジごとに刈った毛を包装。ホームスパン作家は触り心地や品質を確かめながら、材料として使える羊毛を吟味(ぎんみ)していた。

 羊毛は1キロ4000円程度で販売し、即時販売会では作家ら5人全員がその場で合計約15キロを買い取った。原しおりさん(29)=盛岡市=は「毛刈りから視察することはあまりない。触ると思っていたよりも柔らかく、服地のほかにもブランケットなども活用できるかも」と話していた。

 下大桑ヒツジ飼育者の会によると「羊毛を畑にまくことでシカやイノシシなどが近づかなくなる」といい、汚れなどで商品にならなかった毛は地元の農家に提供し、害獣の食害防止にも役立てる計画だ。

 同会では現在、33頭のヒツジを飼育。桂田会長は「羊肉、羊毛のほかにも、今後はヒツジを使った革製品も作れるようにし、余すことなく活用していきたい」としている。

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