見渡す限り黄色に染め 弥栄・菜の花見頃【一関】
一関市内では「市の花」でもある菜の花が見頃を迎えた。同市弥栄字北ノ沢地内の菜の花畑でもJR大船渡線沿いを彩るように咲き誇り、暖かな春風を受けてさざ波のように揺れている。
栽培しているのは中山間北ノ沢集落菜種油生産グループ(佐藤慶一代表)で、10年以上前から菜種油を作り続けている。地区内には休耕田など利用した菜の花畑が至る所にあり、5月になると一帯は黄色く染まる。
沿線沿いの菜の花は写真愛好家の撮影スポットとしても人気を集め、同グループによると県外から訪れるカメラマンもいるという。2日に家族に連れられて見に来た弥栄小学校2年の山崎いちかさん(7)と、仙台市の小野寺煌隆君(7)は「とてもきれい。いい香りがする」と花畑を見詰めていた。
佐藤代表によると、見頃は10日ごろまで。7月に種を収穫するといい、「今年は近年にないくらい育ちが良い。去年よりも多く菜種油ができれば」と期待している。