病気“えぐなる”ズ 中部病院開院10周年で イメージキャラ作製【北上】
北上市村崎野の県立中部病院(伊藤達朗院長)は、同病院のイメージキャラクター「えぐなるズ」を作製した。8日には着ぐるみへの辞令交付セレモニーを実施。今後病院の新たなシンボルとして活用し、地域に愛される病院づくりに役立てる。
えぐなる(よくなる)ズは、ネズミをモチーフにしたキャラクターで、えっちゃん、ぐっちゃん、なるちゃんの3体で構成。今回着ぐるみにしたえっちゃんは医療用白衣を身に着け、耳には地元の自然を象徴した桜とハヤチネユキワリソウがチャームポイントにあしらわれている。
キャラクターの作製は開院10周年に合わせて開かれた病院づくりにつなげようと、2018年度から若手職員が中心となり企画。職員がデザインした十数体を職員と患者で投票し、圧倒的な支持を集めたえぐなるズが選ばれた。
同病院で行われたセレモニーで伊藤院長がえっちゃんに「広報係長」の任命書を授与。このほど新たに導入した患者シミュレーター人形・はじめ君にも「特任研修技術員」の任を与えた。2体は11日の10周年記念祭で一般にお披露目する予定。
伊藤院長は「キャラクターを活用した情報発信を通じ、地域に愛される病院を目指していく」と思いを語った。