大谷 2号2ラン
【アナハイム時事】米大リーグは18日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はロイヤルズ戦に3番指名打者で出場し、六回に2号2ランを放った。4打数1安打2打点、2三振で、6試合連続安打。チームは6-3で勝った。
ヤンキースの田中はレイズ戦に先発し、6回3安打無失点、6奪三振と好投したが、勝敗は付かなかった。チームは延長十一回の末、1-2で敗れた。
本拠地、総立ちで歓声
エンゼルスの大谷は高々と右翼に打ち上げた飛球を見上げながら、ダイヤモンドを回り始めた。2-0で迎えた六回1死一塁の第3打席。146キロの内角速球を捉えた。本拠地では昨年9月26日以来の一発に、ファンは総立ちで歓声を送った。
大谷は「右翼方向は角度さえつけば、ある程度当てただけでも入るものだと思っている」と口にした。左方向への大きな当たりも多いが、この日は内角球を鮮やかに引っ張った。
伏線は三回の第2打席にあった。内角の速球に詰まらされて中飛。続く打席で、その内角速球をさばき、「ちょっと修正して、右翼方向に打てたというだけ。特にパワーとかではなくて、タイミングと角度という感じ」と振り返った。
自身の打撃について、大谷は「100%ではないが、それに近づきつつあるんじゃないかと思う」。打席を重ねるごとに、状態は着実に上がっているようだ。