一関・平泉

節目のステージ盛大に 市民合唱団 50回記念定演 OB、有志も歌声披露【一関】

一関市民合唱団の第50回記念定期演奏会で「水のいのち」を歌う団員とOBら

 一関市民合唱団(菅原春男団長)の第50回記念定期演奏会は23日、同市大手町の一関文化センターで開かれた。節目の今回は初めての企画としてOB団員や有志を招き、団創設と同年に作られた混声合唱組曲「水のいのち」を合唱。盛大に、時にはしっとりと歌い上げ、記念のステージに花を添えた。

 同団は1964年に設立され、現在は市内外の合唱愛好家約30人が所属している。定演は65年からほぼ毎年開催している。

 演奏会は「Prayers~祈り~」「Voices in the Night~夜の声~」「Our Favorite Songs」「記念ステージ『水のいのち』~OB・有志とともに~」の4部構成で行われ、同市山目町の黒川俊之さん(57)がタクトを振った。

 約330人が来場。第2部の「夜の声」では、ステージの照明を落として幻想的な夜のような雰囲気を演出し、フランスの童謡「きらきらぼし」やオラ・イェイロ作曲の「オーロラ」など5曲を繊細に歌い、聴衆はうっとりと聴き入っていた。

 記念ステージには、総勢約70人が出演。情感のこもった迫力ある歌声が会場に響き渡っていた。

 同市山目から訪れた加藤正子さん(80)は「何度も来ているが、OBが一緒に入った歌声を聞いたのは初めてだった。歌っている人の顔を一人ひとり見ながら歴史を実感した」と話していた。

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