一関・平泉

仕事の楽しさ知ろう ジュニエコ参加者募集 来月28日入学式【一関】

福の市に出店し、工夫を凝らして商品を売り込むジュニエコの児童(2018年10月28日撮影)

 一関商工会議所青年部は、7月から子供たちが自ら企画から販売、決算まで実践する「ジュニア・エコノミー・カレッジ(ジュニエコ)inいちのせき」を実施する。小学5、6年生が対象で、体験を通して自ら決定、行動できる人材の育成を目指す。

 ジュニエコは、子供たち5人で模擬会社をつくり、計画から仕入れ、製造、販売、決算、納税の一連の商業活動を体験するプログラムで、同商議所青年部は2016年から実施している。18年は児童14人が3チームに分かれ、オリジナルパンや地元のまんじゅう、お菓子などを自分たちで仕入れ、いちのせき商業まつり「福の市」で販売、いずれも完売に至った。

 4年目となる今回は7月28日に入学式を行い、8月18日と9月7、8日のセミナーを通じて商品企画や店づくりプラン、銀行への借入プレゼンテーション、ビジネスマナー、税の仕組みなどを学ぶ。10月20日には一関市の大町通りで開催される福の市に出店し、自分たちで仕入れて作った商品を店頭販売する。最終日の11月3日には決算発表を行い、内容が優れたチームを表彰する。

 各チームは株主役の保護者から出資してもらう資本金と、銀行役の商議所青年部からの借入金の合計額の範囲内で仕入れの計画を立て、借入金は赤字でも返済するほか利子が掛かるルールとなる。同青年部ではジュニエコを通じて、会社をつくって役割を決めお客に購入してもらうことで仕事の楽しさを知ってもらうことなどの効果を期待している。

 対象は全ての日程に参加できる一関市内の小学5、6年生で、募集チームは8チーム(1チーム5人)。1人での申し込みも可能だが、いずれかのチームに参加する形となる。参加費は1人3000円。

 問い合わせ、申し込みは一関商議所内の青年部事務局=0191(23)3434=へ。7月17日締め切り。

momottoメモ

岩手日日の記事で振り返る2018年度ジュニア・エコノミー・カレッジinいちのせき

仕入れ、売価で模擬戦略 ジュニア経営陣が学ぶ(2018年8月19日付)
出資、融資 獲得へ 3模擬会社 児童が販売計画プレゼン(2018年9月3日付)
声張り売り込み 3チーム 工夫凝らし出店(2018年10月29日付)
育て 未来の経営者 GOGOガールズが最高賞(2018年11月25日付)

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2024年4月26日付
一関・平泉
2024年4月26日付
一関・平泉
2024年4月26日付
一関・平泉
2024年4月26日付