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消防救助 安全、迅速に 県大会 89チーム、232人競う【岩手】

消防救助技術県大会で日ごろの訓練成果を競う救助隊員

 消防救助技術県大会(県消防長会主催)は3日、矢巾町の県消防学校で開かれ、県内12消防本部から89チーム、232人が出場し、日ごろの訓練の成果を競った。

 より高度な救助技術の習得が目的で、今年で43回目。10~30代の救助隊員が出場した。マンホールなどで事故に遭った人をロープを使って救出する「引揚(ひきあげ)救助」、被災した建物から近くの建物へ20メートルのロープを渡って移動する「ロープブリッジ救出」、高さ15メートルのはしごを登る「はしご登はん」など7種目で安全性や任務完遂までのタイムを競った。

 このうちロープを使って20メートルの区間を渡る「ロープブリッジ渡過」では、ロープにまたがったり、ぶら下がったりして猿のように素早く移動。仲間の声援を受けながら、真剣な表情で取り組んでいた。

 障害突破と引揚救助、ロープブリッジ救出の上位3チームは、24日に山形市で開かれる東北大会に出場。ロープブリッジ渡過、はしご登はんの上位1人と、ほふく救出、ロープ応用登はんの上位1チームは、8月25日に岡山市で開かれる全国大会に出場する。

 全国・東北大会出場者・チームは次の通り。(敬称略)

 ▽障害突破①二戸地区②一関市③花巻市▽引揚救助①盛岡地区②奥州金ケ崎③北上地区▽ロープブリッジ渡過①柾谷祐希(久慈広域)▽ロープブリッジ救出①宮古地区②盛岡地区③一関市▽はしご登はん①太田寛登(北上地区)▽ほふく救出①盛岡地区・山下チーム▽ロープ応用登はん①宮古地区・佐藤チーム

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