北上・西和賀

折り鶴でウルグアイ応援 市内小中 7万羽、フラッグに ラグビーW杯【北上】

ラグビーW杯でウルグアイ代表チームを応援する折り鶴フラッグの製作に取り組んだいわさき小児童

 9月に本県でも開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会でウルグアイ代表チームの公認キャンプ地となっている北上市の全小中学校は、代表チームを応援する「折鶴プロジェクト」に取り組んでいる。児童生徒が心を込めて手掛けた折り鶴でフラッグを作る試み。日本の文化を取り入れたおもてなしで同市を訪れるチームを歓迎する。

 同プロジェクトは、市内の全小中学校が折り紙を材料に折った7万羽の鶴をまとめてフラッグにする取り組み。フラッグは約1メートルの釣り糸に30羽ずつ通し200本以上並べて作製する。ウルグアイ代表のチームカラーである青と白の2色を組み合わせ、スペイン語で「押せ押せウルグアイ」の文字が浮かび上がる仕様となっている。

 フラッグ作りは7~8月にかけて市内7小中学校が担当。このうち23日には、いわさき小学校(中村幸子校長、児童105人)で製作会が行われた。5、6年生40人が市スポーツ推進課職員から配列などを教わり、真剣な表情で折り鶴を一つ一つ糸に通した。

 完成品は9月上旬から市内の練習会場に設置し、チームを迎える予定。亀田美羽さん(5年)は「最初は形を整えながらつなげるのが難しかったが、慣れると楽しくできるようになった。ウルグアイの人たちがフラッグを見て頑張るぞという気持ちになってくれたらうれしい」と笑顔で話した。

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