県内外

台風19号 関東縦断 12都県に大雨特別警報

 大型で強い台風19号は12日、東海沖を北上して午後7時前に静岡県・伊豆半島に上陸した。13日未明にかけて関東を縦断し、福島県沖に抜ける見込み。東海と関東では記録的大雨と暴風に見舞われ、気象庁は12日午後3時半に東京など7都県、同7時50分に宮城など5県に大雨特別警報を発表した。

【3、社会面に関連】

 7都県は東京のほか、群馬、埼玉、神奈川、山梨、長野、静岡。5県は宮城のほか、福島、茨城、栃木、新潟。2015年の関東・東北豪雨の際に宮城と茨城、栃木の3県は大雨特別警報が出たが、残りの都県は初めて。各都県の対象市町村は、東京が八王子市など、神奈川が相模原市など、静岡が伊豆市など。

 気象庁の梶原靖司予報課長は記者会見し、「災害が発生している可能性が極めて高い」として、直ちに避難するなど命を守るよう呼び掛けた。

 千葉県市原市では突風でトラックが横転し、乗っていた男性が死亡。静岡県御殿場市では男性が川に流され行方不明となった。総務省消防庁によると、12日夕方時点でこの他に重傷4人、軽傷29人。

 12日午後7時40分までの48時間雨量は神奈川県箱根町993・5ミリ、静岡県伊豆市・湯ケ島759・0ミリと、いずれも観測史上最多記録となった。

 19号は12日午後7時、静岡県伊豆市付近を時速35キロで北北東へ進んだ。中心気圧は955ヘクトパスカル、最大風速40メートル、最大瞬間風速60メートル。南東側330キロ以内と北西側260キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、東側650キロ以内と西側560キロ以内が風速15メートル以上の強風域。

 13日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で北陸400ミリ、東北300ミリ、関東甲信250ミリ、伊豆諸島200ミリ、東海150ミリ、中国120ミリ、北海道と近畿100ミリ。【時事】

県内17市町村で避難勧告

 大型で非常に強い台風19号が暴風域を伴い本県に接近した影響で、12日の県内は午後から暴風雨に見舞われた。13日朝ごろにかけて本県に最接近する見込みで、県内では12日午後5時現在、17市町村の30万人近くに避難勧告が出されるなど警戒を強めた。

 県は12日午前9時、災害警戒本部を設置。11時に県風水害災害対策支援チームを招集し、沿岸および内陸南部の両磐地域や遠野地域を中心に県内全域で警戒が必要だとして、明るい時間に避難を完了するなど適切な対応を取るよう各市町村に求めた。

 同日午後5時現在で、33市町村の約92万人を対象に避難準備・高齢者等避難開始または避難勧告が発令され、357の避難所を開設、計1726人が避難。県は同7時、警戒レベルを引き上げ災害対策本部に移行した。

 交通各社によると、12日は台風の接近に伴い交通に影響が出た。JR東日本では、東北新幹線が午前11時ごろから出発する列車から本数を減らす計画運休を行い、午後3時ごろから運転を見合わせた。県内の在来線も午後から運転見合わせとなり、13日は県内のほぼ全路線で終日運転を見合わせる。三陸鉄道も12日午後3時から運転を取りやめ、13日も沿線の釜石市でラグビーワールドカップの試合が予定されているが、始発から終日運転を見合わせる。

 道路関係は台風による事前通行規制で県道や主要地方道7路線の一部を全面通行止め、東北道白石インターチェンジ(IC)―一関IC間の上下線で午後8時から通行止めの措置を取った。

 12日の花巻空港を発着する空の便にも影響が出た。大阪を結ぶ7便、新千歳を結ぶ4便、名古屋を結ぶ8便の計19便が欠航となった。13日も大阪、名古屋など計7便が欠航する。宮古・室蘭フェリーは、12日の室蘭発宮古行きが欠航となったほか、13日も欠航する。

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