一関・平泉

初冬の渓谷美 堪能 「こたつ舟」スタート 東山 猊鼻渓 いわて瞬感

こたつに入りながら冬の渓谷美を楽しむ観光客

 一関市東山町の名勝・猊鼻(げいび)渓で1日、冬の風物詩となっている「こたつ舟」の運航が始まった。屋形舟にこたつをしつらえており、観光客が暖まりながら初冬の渓谷美を楽しんだ。

 観光客は豆炭のこたつに入り舟下りを満喫。木の葉がすっかり落ちて冬の訪れを感じさせる渓谷の景色やカモの姿を写真に収め、船頭が歌うげいび追分の名調子に耳を傾けた。

 仙台市から訪れた阿部利奈さん(36)は「こたつが付いていると思わなかったので驚いた。暖まりながら雄大な景色を見ることができて良かった」と話し、長男の然太君(8)は「(足元が)ぽかぽかした」と喜んでいた。

 舟下りを運航するげいび観光センターによると、2019年シーズンは8そうを用意。事前予約をすれば鍋料理なども味わいながら渓谷美を堪能できる。

 こたつ舟の運航は20年2月29日(今月22~25日は休業)まで。同センターは「雪が降れば普段とは違った絶景も見れるので、期間限定のこたつ舟に乗って冬ならではの舟下りを存分に楽しんでもらいたい」としている。

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