風景、静物成果ずらり 利根山美術館 絵画教室修了展【北上】
北上市立利根山光人記念美術館の2019年度絵画教室修了展は、同市大通りの市生涯学習センターミニギャラリーで開かれている。教室で絵画の技術を学んだ受講生らが20点ほどを出展し、その成果を発表している。13日まで。
同美術館(同市立花)は「太陽の画家」と呼ばれ、国際的に活躍した利根山光人(1921~94年)が構えたアトリエが前身。この縁にちなんで毎年、絵画教室が開かれており、今年度は市内の男女8人が受講した。
同美術館専任研究員の菊地仁美さんをメイン講師に、4~8月に全10回開講。デッサンやスケッチといった絵画の基礎をはじめ、油彩の技術などを身に付けるための実技に取り組んだ。
おでんせプラザぐろーぶ3階の会場には、受講生7人が描いた風景や静物、特徴をよく捉えた自画像のほか、専任研究員4人の絵画と市が所蔵する利根山の作品「鬼剣舞」が並ぶ。
展示に足を止め見入っていた同市の女性(48)は「私も絵を始めたいと思っているが、短期間でこんなにもしっかりとした絵が描けるようになるものなのかな」と興味津々だった。
入場無料。展示時間は午前10時~午後9時。