奥州・金ケ崎

医師1人と交渉中 小児科再開向け 新市立病院建設調査特別委 奥州市議会

 奥州市議会の新市立病院建設調査特別委員会(髙橋政一委員長)は11日に開かれた。市側は地域医療介護計画策定の進捗(しんちょく)状況、総合水沢病院(同市水沢)の小児科休診後の再開見通しなど4項目について説明。小児科再開に向けては医師2人と面談を行い、現在1人と継続交渉中であることが示された。【3面に関連】

 小児科医不在で休診が続く総合水沢病院の小児科については、9月20日の前回特別委後の動きとして、小児科医2人と面談を行ったことを示した。

 1人は同院で面談を行ったが赴任には至らなかったとする一方、もう1人の医師については担当課長が相手方の勤務地に近い東京で1度、その後同院でも面談を実施。市医療局の朝日田倫明経営管理部長兼新市立病院建設準備室長は「この方については現在も継続交渉中。何とか赴任してもらうことにより、小児科を再開したい」と期待感を示した。

 また、医師確保対策について市側は招聘(しょうへい)対象医師との面談状況について触れ、このうち、非常勤で週2日程度を希望する医師について、採用の方向で調整している状況であることを報告した。

 地域医療介護計画については市議会12月定例会で小沢昌記市長が答弁した内容と同様、2019年度末までに素案策定を完了させたいとの考えなどを説明。委員からは新市立病院に関して「明確に期限を付して方向性を出すべきだ」といった意見なども出された。

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