花巻

いつもの風景 アートで彩り るんびにい美術館連携企画 JR花巻駅

自作絵画で埋め尽くされた花巻駅舎を背に記念撮影する八重樫さん(中央)と関係者

 花巻市と社会福祉法人光林会るんびにい美術館(三井信義理事長)、同市のヘラルボニー(松田崇弥社長)による連携企画「ハナマキ・アート・ステーション~福祉×アート×駅」は14日、同市大通りのJR花巻駅で始まった。駅東側のドアや窓などを、同美術館アトリエで創作活動を続ける八重樫季良さん(63)=北上市出身=の絵画を基にしたパネル164枚で埋め、市民らに障害者アートの魅力をアピールする企画。駅建物を「キャンバス」に見立てた企画は珍しく、話題を集めている。25日まで。

 同市を発信するシティ・プロモーションに乗せ、専門的芸術教育を受けていない作家の表現「アール・ブリュット」の魅力を発信しようという企画。プロジェクトのコンセプトは「いつもの景色をアートで彩り、繋(つな)がる」で、市民に作品やアーティストを知って福祉にも理解を深めてもらう願いが込められている。

 作品は、八重樫さんが数十年にわたって描き続けているカラフルな絵画。作品名こそ付けられていないが、独特な形で扉や窓を表現した「建物」シリーズの中の一作といい、今企画用の拡大加工に際し光を透過するパネルが使用され、夜は駅内の照明に浮かび上がるさまが美しい。

 三井理事長は「駅という多数の方に見ていただける場所でできるのが最高にうれしい。作品を通して『(八重樫)季良さん』という一人のアーティストの存在を知ってもらえれば」と企画を歓迎。スタート前日のアートセッションに同席した同社の松田文登副社長も「季良さんはいつもニコニコしていて、会うたびにピースしてくださる素敵な方。駅にアートを入れ込んでたくさんの人の目に触れてもらうことで、イメージを変える一つのきっかけになれば」と見据える。

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