一関・平泉

TSC大舞台へ U15クラブバスケ 「必勝」誓い最終調整【岩手】

来月に開幕するU15ジャパンクラブバスケットボールゲーム大会に本県女子代表として出場するTSC IWATEジュニアユース

 一関市を拠点に活動するバスケットボールチーム・TSC IWATEジュニアユースは、本県女子代表として2020年1月4日に愛知県で開幕する第8回U15ジャパンクラブバスケットボールゲーム大会に初出場する。県内の中学生9人でつくるチームは、8月末に結成。始動してから日は浅いが、県予選を見事勝ち抜いて全国への挑戦権を得た。選手たちは大舞台での必勝を誓い、最終調整を重ねている。

 東北スポーツクリエイトが運営する「TSCバスケットボールアカデミー」に通う生徒で組織し、一関、北上、滝沢、盛岡など各市の中学3年、1年が所属する。一関学院高体育館などで週1回の練習を行っている。

 宮城・岩手県予選会は11月30日~12月1日に宮城県で開かれた。本県女子代表を決めるトーナメントには5チームがエントリー。TSCは決勝で80―46と相手を圧倒して栄冠をつかんだ。

 身長167センチのセンター小原凜華主将(北上3年)を筆頭に高身長の選手がそろい、個々の運動能力、攻撃力も高い。一方で、チームを指揮する橋本龍弥監督は「全国では高さだけでは勝てない。ディフェンスで勝つと何度も口にしている」といい、現在も守備に重点を置いたメニューを積み、レベルアップを図っている。

 唯一の1年生であるフォワード永澤萌夏選手(東山)は、中学校に女子バスケ部がなかったため、チームに参加した。「全国大会は初めてなので楽しみ」と胸を高鳴らせ、「スピードとシュートの精度を高め、3年生についていきたい」と闘志を燃やす。

 全国大会は来月4~6日の日程で実施。男女各36チームが出場し、予選リーグと決勝トーナメントで優勝を争う。チームは来月3日に花巻市内の高校で最終練習を行ってから現地入りする予定で、4日の予選リーグの初戦で栃木県代表と対戦する。

 「練習量は決して多くないが、選手たちの勝ちたい気持ちは強い。全て勝って大会を終わりたい」と指揮官。小原主将は「一試合でも多く勝って、決勝トーナメントに進みたい。試合ではピンチの時でも声を出して盛り上げ、リバウンドとボックスも意識していきたい」と意気込みを示す。

momottoメモ

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