奥州・金ケ崎

大瀧楽曲 早期実現へ 水沢江刺駅発車メロディー 応援団が市長要望【奥州】

大瀧詠一さんの楽曲を発車メロディーに、と小沢市長(左から5人目)に要望した石川団長(右から4人目)

 JR水沢江刺駅の発車メロディーを奥州市ゆかりの故大瀧詠一さんの楽曲にしようと、音楽イベントや署名活動を展開してきた大瀧詠一応援団の石川悦哉団長(53)らが22日、小沢昌記市長を訪ね、約5000人の署名を添えて早期実現への協力を要望した。石川団長は「なんとしても7月から流したい」とし、小沢市長も「実現してほしいと思う。応援したい」と前向きな姿勢を見せている。

 石川団長は、鉄道好きで各地で取り組まれているご当地発車メロディーを聞いているうち地元でもと考え、同市江刺で少年期を過ごした大瀧詠一さんの音楽をという思いで、2019年3月に応援団を結成。江刺大瀧詠一顕彰会、市観光物産協会、奥州商工会議所、羽田地区振興会、水沢青年会議所、江刺青年会議所、地域情報サイトまいぷれなどとともに活動し、昨年6月から署名を集めた。

 同日は、石川団長が各団体の代表とともに訪問し、要望書と署名簿を手渡した。要望書では▽今年が駅開業35周年の記念の年▽ここ数年、大瀧詠一さんの注目度が高まっている▽大瀧ファン、鉄道愛好家の関心度―などを打ち出し、「住民意向による行政との共同提案型の事業として早期実現を要望」した。

 小沢市長は「応援に前向きに取り組み、ともに壁を突破したい。実現してほしいと願っている。市内にさらに浸透させてほしい。ゆかりのアーティストの曲で『おらほの駅』という印象が強くなる」と、実現への支援に前向きな姿勢を見せている。

 石川団長によると、若者への知名度などを考慮し、同駅での発車メロディーの候補は「君は天然色」という。「運動を知った全国の方々から署名、応援をいただいている。イベントを通してさらに市内に広めていきたい。速やかな取り組みを求めたい」と語っていた。

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