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ILC「島耕作」でPR いわてマンガ大賞・マンガ郷いわて表彰式 特別賞受賞 弘兼さん 知事らとトーク

マンガ郷いわて特別賞を受賞した弘兼さん(中央)と、達増知事(左)、鈴木学長(右)によるILCスペシャルトーク
いわてマンガ大賞に輝き表彰される藤倉さん

 県主催の第9回いわてマンガ大賞と第4回マンガ郷いわて特別賞の表彰式が25日、盛岡市内で行われた。人気漫画シリーズの「会長 島耕作」を通じ、次世代の大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の普及に貢献したとして、特別賞を受賞した漫画家弘兼憲史さん(72)と、達増拓也知事、鈴木厚人県立大学長による「ILCスペシャルトーク」も行われ、ILC誘致に向けた動向をはじめ、研究や経済の効果などについてそれぞれ語った。

 特別賞は漫画を通じて、本県の魅力発信に貢献した個人などを毎年表彰している。弘兼さんは「島耕作」でILCについて取り上げたほか、「ILC100人委員会」にも参加し、ILCの普及や誘致に向けた機運醸成に貢献したとしている。

 スペシャルトークで弘兼さんは「一番大切なのはILC誘致が実現すれば、岩手県の一都市がシリコンバレーのような学術都市になる。世界中の素粒子物理学の研究者が岩手県に常駐するなど、関連企業も含め大変多くの経済効果がある」と熱く語った。

 鈴木学長は素粒子物理学の研究について「アインシュタインの相対性理論は素粒子の研究から出てきた。100年後の今を見たら相対性理論を使っていないものは何もない。素粒子物理学の研究成果は100年後には常識になっている」と強調した。

 達増知事は「去年3月の政府の関心表明は、政府として動き始めた実感があり、1段ステージは上がった。地元としては、しっかりと準備をして遅れを取らないように政府と共に進んで行きたい」と述べた。

 いわてマンガ大賞の表彰式も行われ、一般部門の大賞に輝いた「隣のかわはくん」を制作した藤倉秀さん(盛岡市)らに表彰状が贈られた。大賞の作品は、コミックいわてWEBで公開されている。

momottoメモ

▲最高賞に藤倉さん いわてマンガ大賞「隣のかわはくん」

【外部リンク】コミックいわてWEB

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