県内外

患者発生時の対応確認 医療連絡会議で情報共有 新型肺炎【岩手】

 第3回新型コロナウイルス感染症医療連絡会議は22日、盛岡市内で一部非公開で開かれた。ウイルスの特徴について情報を共有したほか、患者発生時の医療機関の対応の流れについて確認した。

 県内の感染症指定医療機関や保健所などから約60人が出席した。岩手医科大附属病院の櫻井滋感染制御部長が、同ウイルスの特徴を説明。感染力が強いのは発症から3~4日目とされるが、重症化するとさらに持続するといい、院内感染にもつながるとして注意を呼び掛けた。

 参加者は、患者発生時の対応について情報共有。帰国者・接触者相談センターが症状を聞き取った上で帰国者・接触者外来を紹介し、PCR検査を経て患者を感染症指定医療機関に送る流れを確認した。

 県によると、8日に開設した同センターに寄せられた相談は、20日までに140件。数人にPCR検査を行ったが、いずれも陰性だったという。

 会議後、報道陣の取材に応じた櫻井感染制御部長は「必要な病床数、患者数は順次増加しており、感染症指定の病院だけでは足りなくなる。本県でも国が許す範囲で一般病床を使用するなど、そういう心づもりをしていかなければならない」と語った。

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