奥州・金ケ崎

縄文文化に妖怪の起源 御所野遺跡(一戸)テーマに講演【金ヶ崎】

縄文時代や御所野遺跡の歴史的価値に加え、妖怪に関する話題なども語った後藤さん(中央奥)の世界遺産講演会

 怪異妖怪会議、金ケ崎芸術大学校による世界遺産講演会は7日、金ケ崎町西根の旧菅原家侍住宅で開かれた。同会議会員で、御所野縄文博物館(一戸町)学芸員の後藤宗一郎さんが、2021年の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」構成遺跡の御所野遺跡や、縄文時代の歴史的重要性などを紹介。縄文と絡めながら妖怪の話題にも触れ、参加者の関心を集めた。

 後藤さんは「御所野遺跡と世界遺産 ときどき妖怪」とのテーマで講演。縄文時代や御所野遺跡の説明、今後の登録に向けた動き、世界遺産になることの意味などを語った。

 「縄文は狩猟・採集を基本として定住を達成した人類史上例を見ない文化。世界遺産に推されるのもうなずける話だ」と力説し、約5000年前から800年間続いた大規模集落跡である御所野遺跡についても特徴などを紹介。縄文が世界遺産になる意味について「東北アジア地域の農耕以前の文化を示す歴史的遺産ではないかということを重点に推している」と語った。

 一方、縄文人の生活における自然への畏怖と感謝に絡めて「付喪神(つくもがみ)」の話題に触れ、歴史資料などを示しながら、時代の変遷とともに扱われ方が恐れられる存在から面白おかしいものへとシフトしていくことなどを解説した。

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