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【新型コロナ】宇都宮の医師感染 陸前高田で10日に診療 濃厚接触者11人陰性

 県は15日、陸前高田市の済生会陸前高田診療所で10日に診療を行った宇都宮市の30代男性医師が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。濃厚接触者として医師や看護師を含む医療スタッフら11人についてPCR検査を実施した結果、全員陰性だった。同日診療所を受診した93人について2週間程度の健康観察を行う。

 県によると、濃厚接触の11人は医師、看護師、放射線技師、医療機関のバスの運転手らで、現時点で症状はない。15日午後6時ごろからPCR検査を開始して午後11時ごろに全員陰性の結果が判明した。

 県や宇都宮市によると、男性医師は3月27、28日に新潟市で親族の葬儀に母親と参列した後、新幹線で宇都宮市に戻った。30、31日に発熱したが、今月1日には解熱し以後発熱はなかった。医療機関を受診したが肺炎の症状はなく、7~9日に宇都宮市内の病院で勤務した後、新幹線で本県入りし一関市内のホテルに宿泊。10日に同市から医療機関のバスで陸前高田診療所に移動し、診療を終えて新幹線で宇都宮市内の自宅に戻った。

 その後、14日に新潟市在住の母親がPCR検査で陽性となり、同日に本人も検査を受け陽性と確認された。同診療所の勤務時は症状はなく、診療中はマスクを着用して63人を直接診察した。

 県は健康観察している93人のうち、複数人に症状が出ればPCR検査の実施を検討する。16日には同診療所の消毒を行う。

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