県内外

体温計測し慎重行動促す 新幹線利用 来県者に・岩手県

サーモグラフィーを使った新幹線来県者へのモニタリング=JR盛岡駅

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため県は1日、新幹線利用の来県者に対する啓発活動をJR盛岡駅で始めた。6日までの大型連休期間中にサーモグラフィーによる体温モニタリングを実施し、慎重な行動を促す啓発チラシも配布して注意を喚起する。

 首都圏を中心に感染拡大が続き、感染者が未確認の本県を含め都道府県をまたいだ不要不急の移動自粛を要請する中、やむを得ず県外から訪れる来県者への啓発を図る狙い。南北の改札口2カ所に県職員を5人ずつ配置して取り組む。

 同駅に降りた来県者が改札口を通る際、体温を色で識別するサーモグラフィーカメラを用いて確認するとともに、健康観察などを呼び掛けるチラシとカードを配布。37・5度以上の場合は帰国者・接触者相談センターへの連絡を促す。

 東北新幹線は連日数%の乗車率が続き、同日も利用者は少なかったが、県は2日以降も朝一番の到着便から最終便まで全便に2交代制で対応し、初日分を含め64便を対象に実施する。

 県交通政策室の髙橋利明室長は「県民にも来県者にも気を付けてもらうことで、安全安心と一日も早い収束につながれば」と話す。

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