一関・平泉

コロナに負けず元気な声 一関地方小学校 運動会ピーク

 一関地方の小学校は24日、春の運動会のピークを迎えた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、学校行事も例年通りの運営が難しい中、開催校ではグラウンドに児童の元気な声が響いていた。

 同日は弥栄、興田、室根西(以上一関市)、平泉、長島(以上平泉町)の5校で開催。その他は2学期や今秋へ延期するほか、開催未定の小学校もある。

 このうち、同市室根町の室根西(門屋健司校長、児童93人)は、規模を縮小し、午前中のみで開催。前日までの雨でグラウンドがぬかるみ一部競技順を変更したが、開会式に続いて紅組と白組に分かれた児童が徒競走やダンス、玉入れなどの団体競技、西小太鼓の演奏などを繰り広げた。

 三浦瑠奈さん(4年)は「両手で旗を振って応援した。重くて大変だったが、一生懸命声を出した」と達成感をにじませ、畠山隼君(6年)は「最後の運動会で、徒競走で初めて1位になることができうれしい」と喜んでいた。

 わが子の姿をカメラに収めようと会場を訪れた保護者らは、マスクをしたり距離を取ったりと感染対策をして観戦。門屋校長は「新型コロナ対策に加え、今週は雨降りも多かったので、練習には苦労した。短い時間の中ではあるが、児童らは一生懸命競技して思い出に残してほしい」と語っていた。

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