北上・西和賀

心通うイベントを コロナ負けじ、スタジオ再開 市川明伯さん 元地域おこし協力隊【北上】

コロナ禍に負けずダンス用レンタルスタジオ、イベント運営の機材販売・レンタルなどを手掛ける市川さん

 北上市の元地域おこし協力隊員でイベント制作会社、ダンス用のレンタルスタジオを経営する市川明伯さん(51)=同市上野町=は、新たに新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたイベント運営用の機材販売・レンタルを始める。新型コロナの影響でイベントが相次いで中止となり経営上打撃を受けているものの、レンタルスタジオを再開し小規模なイベントを模索。新型コロナ感染防止に努めつつ、「人と人を結ぶ、心と心を通わせるイベントができれば」とできる限りのにぎわい創出を目指す。

 市川さんは東京都町田市出身。個人で20年近くイベント会社を経営し2016年4月、北上市の地域おこし協力隊に着任。JR北上駅前のビルにダンス貸スタジオを創設し、同駅前で東北各地の大学生らを招いた音楽イベントを開くなど「イベントのプロ」として活動した。

 19年4月に任期を終え、隊員としての3年間を「外から人を呼び込むイベントを仕掛け、自分なりに地域に貢献できた」と振り返る。その後も北上に定住し、以前から自身が代表取締役を務めるイベント制作会社「ニューイヤーズ」の本社を東京都から北上市に移した。音響機材や照明、映像のレンタルを含むイベント制作業務で以前は首都圏が中心だったが岩手、宮城、秋田などで徐々に仕事が増えてきたという。

 ダンスのレンタルスタジオでも音響機材などを整備し、本格的に営業。ジャズダンス、エアロビクス、ストリートダンスなど、徐々に団体の利用が多くなってきていた。

 両事業が軌道に乗りつつある矢先、コロナ禍が直撃。2月中旬以降イベントは皆無となり、緊急事態宣言でダンススタジオも4月下旬から自粛を余儀なくされた。「イベントの主催者はみんな大変な状況」で、市川さんも自身も大きな影響を受けた。

 ダンススタジオは今月から再開。スタジオの壁上部は開放され、利用者も人数制限し距離を置くなど「3密」にならないよう配慮。消毒液も設置し、万全の対策を取っている。

 イベントがまだ本格的に開催できない状況を踏まえ、入場者の体温を一度に計測できるサーマルカメラ3タイプの販売・レンタルを始める。要請があれば現地に出向き計測までのトータルサポートをしていく。

 新しい生活様式を踏まえたイベント運営を目指す一方「オンラインもいいが、人と人が会う生のイベントを大事にし、にぎわいを生み出していきたい」との信念は変わらない。今後、新型コロナで影響を受けた飲食店を会場にさまざまなイベントを模索中。「地元住民と外から来た人が集まり、交流人口を増やすイベントを仕掛けたい」と先を見据える。

 サーマルカメラやイベント、ダンス関係の問い合わせは市川さん=090(3145)5816=まで。

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