一関・平泉

花泉中校長が大臣賞 プログラミング教材開発 学習デジタルコンクール【一関】

「ねそプロ」を開発し、学習デジタル教材コンクールで文部科学大臣賞を受賞した花泉中の奥田校長

 2020年度学習デジタル教材コンクール(学習情報研究センター主催)で、ウェブ教材「ねそプロ」を開発した一関市立花泉中学校の奥田昌夫校長(58)が文部科学大臣賞(個人)を受賞した。ねそプロは、プログラミングの流れを分かりやすく体験できる無料教材。奥田校長は喜びをかみしめるとともに、多くの人に教材が活用されることを願っている。

 同コンクールは教育関係者、団体の自作デジタル教材やウェブページ、デジタル教材を使用した授業の指導案やプログラミング教材を募集し、優秀な作品を表彰している。

 21年度から開始される中学校の新学習指導要領では「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」が盛り込まれ、プログラミング教育が必修化される。

 奥田校長は指導するに当たって▽学校でネットワーク関係のソフトを実行するには管理者制限がある▽生徒がプログラムを打ち込むのに時間がかかる▽セキュリティーの関係で学校のサーバー機にソフトをインストールできない―などの課題があることから、ウェブ上で簡単にプログラミングの基礎を学べる「ねそプロ」を単独で19年に開発した。

 ねそプロはブロック部品を並べてプログラミングし、仮想のインターネット交流サイト(SNS)、ショッピングサイト、ホームページを作成できる。コードを打ち込む必要がなく、接続先アドレスを交換してSNSやショッピングサイトを他者と共有することもできる。生徒用の学習プリント、教師用の指導案などもダウンロード可能だ。

 県立総合教育センターに勤務していた奥田校長はこれまでに多くの教材を開発しており、同コンクールでは日本教育新聞社賞、学情研賞などを受賞している。

 ねそプロを開発する経緯について「プログラミングへの苦手意識をなくし、インターネットでつながることの楽しさや良さ、セキュリティーの大切さを分かってもらえるような教材を作りたかった」と言う。

 「教師は子供たちに常に最新の情報を伝える務めがある」と自身の教育理念を語り、生徒たちに「スマートフォンなどの道具に使われるのでなく、使いこなせる人間になってほしい」と願う。

 ねそプロのサイトアドレスは次の通り。

http://iwate-manabi-net.sakura.ne.jp/nesopuro/

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