県内外

復興、コロナで意見交換 来県の地方創生担当相と知事【岩手】

県庁で達増知事と意見交換する北村地方創生担当相

 北村誠吾地方創生担当相は26日来県し、釜石市などを視察したほか、達増拓也知事と東日本大震災からの復興や地方創生の在り方について意見交換した。

 意見交換は、県庁で一部非公開で行われた。北村地方創生担当相は冒頭で、釜石市の震災メモリアル施設の整備や遠野市のホップを活用した地域おこし活動に触れ、「今後も被災地の復興とともに、地方創生を進めてほしい」と期待。新型コロナウイルスの流行で経済や生活に影響が出ていることについては「現状に精通する知事や市町村長から国に要望・提言をもらいたい」と語った。

 達増知事は「古里を消滅させないことが地方創生の理念であり、感染対策にもつながる」とし、地方創生とコロナ対策に併せて取り組む姿勢を示した。

 達増知事との意見交換後、記者団の取材に応じた北村地方創生担当相は、次世代の大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致について「科学の発展、宇宙の研究のために進めるべきだ」と強調。

 一方、経済効果などについて「直ちに国や関係者に跳ね返ることはないようだ。ILCが何の役に立つのかを国民に説明することは難しい」とも述べた。

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