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リードジャパンカップ最終日 伊藤ふたば選手(盛岡中央高)7位

リードジャパンカップで7位となった伊藤ふたば選手=盛岡市の県営運動公園

 スポーツクライミングのリード種目の全国大会「第33回リードジャパンカップ」(日本山岳・スポーツクライミング協会主催)最終日は11日、盛岡市の県営運動公園で女子の準決勝と決勝、男子の決勝が行われた。2月にスピード、ボルダリングの2種目でジャパンカップを制した盛岡中央高3年の伊藤ふたば選手(TEAM au)は7位で、三冠獲得はならなかった。

 伊藤選手は安定した登りを見せ、女子26人による準決勝を7位で通過。東京五輪代表の野口啓代選手(TEAM au)ら上位8人による決勝でも、落ち着いた様子で壁に配置された突起物(ホールド)に手足を掛け、複数の難所をクリア。スムーズにはい上がっていたが、終盤で腕の疲労などが影響し、完登に至らなかった。

 競技終了後、伊藤選手は「昨年は決勝に残れなかったが、自分の力を出し切って目標を達成できた。地元で練習成果を出せてうれしい」と振り返った。持久力をつけることなどを今後の課題に挙げ、「足りない部分を強化し、次の大会もしっかり安全に臨めるようトレーニングしていく」と決意を新たにした。

 同大会では、男子は西田秀聖選手(奈良県山岳連盟)が初優勝。女子は森秋彩選手(茨城県山岳連盟)が2大会ぶり3回目の優勝に輝いた。

 このほかの入賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽男子(2)吉田智音(奈良県山岳連盟)(3)田中修太(新潟県山岳連盟)

 ▽女子(2)野口啓代(TEAM au)(3)柿崎未羽(東京都山岳連盟)

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