一関・平泉

大文字に咲く大輪 平泉

駒形峰に浮かぶ大文字を背景に打ち上げられる花火(平泉町・高館から撮影)

 平泉町で16日夜、送り盆行事の「平泉大文字送り火」が行われ、同町長島にある駒形峰の山肌に「大」の字をかたどった送り火が浮かび上がる中、10年ぶりに花火も打ち上げられた。

 先祖供養をはじめ戦没者や災害物故者を弔おうと平泉観光協会が主催し、町遺族会と町内8カ寺の協賛で開催。56回目となった今年は新型コロナウイルスの早期終息も併せて願った。

 中尊寺の「不滅の法灯」から分火した法火を午後8時に64基の火床へ次々と点火。同寺に伝わる「紺紙金銀字交書一切経(こんしきんぎんじこうしょいっさいきょう)」(国宝)の書体をかたどった高さ約112メートル、幅約80メートルある「大」の字が書き順通りにゆっくりと夜空に浮かび上がった。

 8時10分ごろからは、赤々と燃える大文字を背景に一関第2遊水地内に設けた打ち上げ場所から約10分間にわたり花火が打ち上げられ、中には新型コロナと戦う医療従事者への感謝を込めた青いスターマインも大輪の花を咲かせた。

 新型コロナ感染拡大防止の観点から同日、一関市川崎町や奥州市前沢で予定されていた花火の打ち上げが中止となったこともあり、花火を望む道の駅平泉の周辺や義経堂がある高館には浴衣姿の見物客らが多く訪れた。両親と一緒に毎年高館を訪れている平泉小学校1年の山平琉季君(7)は「ここで見る花火は初めてだけどきれい」と笑顔で眺めていた。

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