奥州・金ケ崎

発表できる喜びかみしめ 胆沢中吹奏楽部が定演【奥州】

53人の部員が熱のこもった演奏を繰り広げた胆沢中吹奏楽部定期演奏会

 奥州市立胆沢中学校吹奏楽部の第4回定期演奏会は4日、同市胆沢南都田の胆沢文化創造センターで開かれた。例年はさまざまな機会に演奏を披露しているが、2020年度はこれで2回目。53人の部員たちは吹奏楽の楽しさを味わいながら伸び伸びと演奏した。

 同部では例年、吹奏楽コンクール、地域の行事など演奏の機会に恵まれているが、今年は新型コロナウイルスの影響もあって、コンクールや行事がなく8月末の胆江地区中学校吹奏楽発表会と定期演奏会の2回だけという。それだけに日ごろ支えてくれる人たちへの感謝を込めて演奏したいと、手指消毒や検温、座席間隔、定期的な換気などの対策を実施して開催した。

 3部構成の演奏会では、1部で昨年末のアンサンブルコンテストに出場したグループのうち現3年生が所属する6グループが演奏。続いて今年度吹奏楽コンクールに向けて練習していた課題曲「エール・マーチ」と自由曲「蒼天の鳥たち」を披露した。

 2、3部では、ヒット曲のメドレーや映画のテーマ曲など、おなじみのメロディーを軽快なリズムに乗せて聴かせた。ソロやパートごとのスタンドプレーもあり、手拍子で演奏を盛り上げる観客に応えて熱演した。

 3年の門脇聖華部長(15)は「新型コロナの影響でみんなの前で演奏する機会がなかった分、喜びが大きく楽しんで演奏できた。これからも吹奏楽を続けたいと思う」と話していた。

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