一関・平泉

愛好家自慢の品一堂に 東山・石と賢治のミュージアム 鉱物、岩石70種を展示【一関】

一関市東山町の石と賢治のミュージアムで開かれている「My、コレクション展Ⅱ」

 一関市東山町松川の石と賢治のミュージアム(菅原淳館長)で石っこの集い特別企画として「My、コレクション展Ⅱ」が開かれている。水晶や石英など県内外の鉱物や岩石の愛好家が出展した自慢のコレクション約70種が展示され、来館者の関心を集めている。

 鉱物や岩石の愛好家同士の情報交換や交流の場として同ミュージアムで毎月開かれている「石っこの集い」に集まる人たちのコレクションを多くの人に見てもらおうと2019年春に行った特別展示の第2弾。

 地元をはじめ滝沢市や仙台市などから個人や団体の5者が出展し、館内のガラスケースに水晶や石英のほか蛍石や尖晶石、翡翠(ひすい)、孔雀(くじゃく)石、松葉石、瑪瑙(めのう)、磁鉄鉱などがずらりと並んだ。

 出展者のうち、三陸ジオパーク認定ジオガイドを務める山田町の伊藤実知子さん(37)は、田野畑鉱山で初めて発見された神津閃(せん)石やソーダ南部石、サーモンピンクの色合いが美しいセラン石、宝飾品などにも利用される薔薇(ばら)輝石、ガーネットの一種で宝石にもなる灰鉄柘榴(ざくろ)石などを展示。

 石っこの集いが始まった頃から同ミュージアムに通っているという伊藤さんは「石は一つとして同じ物がないのが魅力。きらきらしたものが好きだったり、鉱物に興味があったりと人によっていろんな楽しみ方がある。自分で見つけると愛着が湧くし、中には見た瞬間に圧倒される物もある。関心のある人はぜひ見に来てほしい」と話す。

 出展者自らがインターネット交流サイト(SNS)などで発信し、遠方から足を運ぶ人もいるという。

 菅原館長は「昨年3月に続き今年は大型連休中に第2弾を予定していたが、新型コロナの影響で休館となった。秋の行楽シーズンでもあるのできれいな石を見て楽しんでもらえれば」と来館を呼び掛けている。

 My、コレクション展Ⅱは25日まで。時間は午前9時から午後5時まで。月曜休館。問い合わせは同ミュージアム=0191(47)3655=へ。

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