県内外

新型コロナ/県央の高齢者1人死亡 新規10人、計204人

 県と盛岡市は1日、新型コロナウイルスに感染した70代女性1人が死亡し、この女性を含めて新たに20~80代の男女10人の感染が確認されたと発表した。重症者はいない。県内の死者は計4人、感染者は計204人となった。

 県によると、死亡したのは、基礎疾患があり県内の病院に入院していた県央保健所管内の70代女性。感染者と入院前に接触しており、先月30日に検査を受けたが、結果判明の前に死亡した。重症だったとみられる。県は女性の居住地などを公表していない。

 新たに感染が判明したのは、自治体別に盛岡市6人、滝沢市3人。

 クラスター(感染者集団)の疑いがある県央地区のデイサービス関係では、利用者の接触者と関わりがあった盛岡市の40代自営業男性と別居家族の同市の70代自営業男性のほか、利用者の接触者の同僚で同市の50代看護師女性の計3人。

 このほか、既に感染した滝沢市の80代女性と会合に参加したいずれも同市の60代無職男性、80代無職男性、70代無職女性と、既に感染した70代男性の同居家族で盛岡市の60代会社員女性と、接触者で同市の70代会社員男性、県外に出張した同市の20代団体職員男性も判明した。

 県内では11月以降、同市大通の飲食店「ヌッフ・デュ・パプ」など計5件のクラスターが発生。11月20日に累計100人超が発表されて以降、わずか11日で累計204人に増加した。

 県内での感染拡大について、県医療政策室の工藤啓一郎室長は「接触者を把握できており、現段階で増加のペースは頭打ちとみている。今後、感染経路が不明のケースが頻発すると危険なので、発熱などの症状がある場合は積極的に相談し、必要に応じて検査を受けてもらいたい」と呼び掛けている。

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