一関・平泉

茶の湯に学ぶもてなしの心 金沢小児童 作法体験【一関】

会員に教わりながら茶をたてる金沢小の児童

 金沢市民センターが主催する茶道体験は28日、一関市花泉町の同センターで開かれ、参加した金沢小学校の児童が伝統的な作法とおもてなしの心を学んだ。

 同センターが開設する放課後子ども教室の一環として初めて実施。児童23人が参加し、同センターを拠点に活動する茶道裏千家木茶歩々の会の会員が指導した。

 会員たちは茶道の歴史をはじめ、茶の頂き方や楽しみ方のほか、茶席での立ち振る舞いについて説明。その後、児童は「数字の1を書くように茶筅を動かして」などの助言を受け、少し緊張した面持ちで茶をたてていた。

 自分でたてた茶を味わうと「少し苦いけど、おいしい」などと笑顔を見せていた。佐々木怜司君と小岩岳叶君(ともに2年)は「自分でたてたお茶だからとてもおいしい。ちょっと緊張したけど、面白かった」と話していた。

 同会の稲邊妙子代表は「子供たちに教えるのは初めてで、静かに聞いてくれた。茶道は礼に始まり、礼に終わる。体験をきっかけに興味を持ってくれたらうれしい」と期待していた。

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