一関・平泉

心華やぐひな飾り 千厩・エスピア 人形、縁起物色とりどり【一関】

会場には多種多様なつるし飾りも展示されている
ビッグひな壇を背に記念写真を撮る来場者の姿も見られる

 一関市千厩町のホットウェブ(菅原利和代表取締役)が主催する「桃の節句 ひなまつり」は6日、千厩ショッピングセンターエスピアで開幕した。オープニングセレモニーでは津軽三味線の演奏が披露され、地域住民や買い物客が高さ2・8メートルのビッグひな壇や多数のつるし飾りをじっくりと観賞していた。ひな壇の展示は3月3日まで。

 エスピアでは、千厩酒のくら交流施設をメイン会場とする「せんまやひなまつり」に合わせて、毎年ビッグひな壇を設置している。今年は新型コロナウイルスの影響で同まつりが中止となったため、蔵サポーターの会によるつるし飾りやひな飾りの展示も企画された。

 オープニングセレモニーでは、市観光協会千厩の昆野洋子会長が「毎年行ってきたせんまやひなまつりはコロナ禍のため10月に中止を決めたが、エスピアさんの方で密を避け、皆さんに作品を見てもらおうと企画した。コロナ禍の早期終息を願って開催したい」とあいさつ。ビッグひな壇の除幕を行い、地元の佐々木博典さんによる津軽三味線の演奏が披露された。

 来場者は見上げるほど大きなひな壇をバックに写真撮影をしたり、縁起物のつるし飾りを眺めたりして楽しみ、市内から訪れた70代女性は「見応えがあって素晴らしい。手作りのおひなさまもかわいらしい」と感想を述べていた。

 20日からは蔵サポーターの会によるひな飾り特別展やひな飾り制作体験が行われるほか、27、28の両日は福祉バザーも開かれる。エスピアの昆野克典代表取締役社長は「スケールの大きなおひな様をはじめ、一つ一つ工夫を凝らした素晴らしい展示なので、楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。

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