奥州・金ケ崎

伝統の演目堂々披露 6団体出演し初開催 市郷土芸能祭【奥州】

初開催の奥州市郷土芸能祭で「安宅の関」を演じる川東神楽保存会

 2020年度奥州市郷土芸能祭(実行委主催)は28日、同市の前沢ふれあいセンターで開かれた。初開催のイベントで、水沢、前沢、衣川各地域の郷土芸能継承団体が伝統の演目を堂々と披露した。

 これまで水沢、衣川両地域の継承団体は、郷土芸能の発表会がある地域に比べ披露の機会が少なかった。これを受け、前沢郷土芸能祭を拡張して今回の郷土芸能祭を初めて開催。上幅庭田植踊保存会(水沢)母禮太鼓、白山子ども百姓踊り運営協議会(以上前沢)川東神楽保存会、川西大念佛剣舞保存会、大森神楽保存会(以上衣川)の6団体が出演し、それぞれ1、2演目を披露した。

 発表は地元前沢の小学生が中心の「母禮太鼓」で開幕。南部神楽や剣舞、田植え踊りが繰り広げられた。子供たちが出演した団体が複数あり、ベテランの出演者も元気な姿を見せ、会場からは大きな拍手が送られていた。

 川東神楽保存会の千葉正司会長(73)は「地元の衣川では今年度、新型コロナウイルスの影響でころもがわ神楽まつりが中止となっていた。今回の舞台があって目標ができたため、良かったと思っている」と話していた。

 会場では全席指定、観客同士の間隔確保などの新型コロナ対策が取られた。

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