一関・平泉

接種開始 来月12日 市、高齢者施設入所者から 新型コロナワクチン【一関】

 一関市は、新型コロナウイルスのワクチン配給量の見通しを踏まえ、高齢者施設に入所する65歳以上(2021年度中に65歳になる人を含む)の人(高齢者施設入所者)からワクチン接種を始める。15日の定例会見で勝部修市長が発表した。接種開始日は4月12日で、同じ生活圏、医療圏を形成する平泉町と共同で実施する。高齢者施設入所者は、両市町合わせ約3000人が見込まれており、介護度の高い人の接種を優先する方針だ。

 来月の同市へのワクチン配給量は975人分(1人2回接種で1950回分)で、市内の高齢者数4万1867人(2021年1月1日現在)の2・3%程度にとどまる見通し。これを受けて市が市医師会などと協議した結果、配給量が安定しない中で集団接種を開始できないと判断し、クラスター(感染者集団)発生抑止の観点から高齢者施設入所者への接種を先行させる方向に切り替えた。

 配給量の少なさを受け、方向転換を図った勝部市長は会見で「(市民からの)予約が殺到し、混乱を招きかねない。集団接種はワクチンの配給量が安定してからになる」と語った。現時点では5月の連休後の集団接種開始を見込んでいる。

 高齢者施設入所者への接種は、両市町内の特別養護老人ホームやグループホームなど97カ所の高齢者施設を対象に進める。施設では接種医と接種日を調整。両市町は来月上旬に接種券を送付することにしている。

 一方、高齢者施設入所者以外の高齢者への接種については、5月中旬から7月下旬の実施を予定しており、個別接種は市内の医療機関50カ所、集団接種は同市狐禅寺の市総合体育館(ユードーム)で行う。

 個別接種については同町との共同実施体制を構築するため、同町民でも市内の個別接種会場(医療機関)で接種を受けられるが、集団接種会場は市民のみの接種に限定される。

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