一関・平泉

新たな路線開通祝う 渋民バイパス暫定供用開始【一関】

国道343号渋民バイパスの開通式典でテープカットとくす玉開披で通行開始を祝う出席者

 一関市大東町大原から渋民までの区間で整備が進められてきた国道343号渋民バイパス(延長約5・5キロ)は28日、暫定供用が開始された。県が東日本大震災からの復興支援道路として2015年度から整備を進めてきた路線。渋民地内で開かれた開通式で関係者が新たな路線の開通を祝った。

 式には勝部修市長や地元選出の県議、同区間に新たに整備した舘下トンネルと渋民大橋の銘板に揮毫(きごう)した大東小学校の児童と大原中学校の生徒ら合わせて30人ほどが出席した。

 県南広域振興局の佐々木隆局長が「平成27年度に着手してから6年の歳月を経て、暫定ではあるが開通を迎え安全な通行を確保することができた。本日をもって一関地域で整備を進めてきた復興支援道路は全て供用開始され、今回の開通により住民の安全や円滑な通行の確保などが図られる。引き続き、一日も早い事業完了に向けて取り組んでいく」とあいさつ。

 勝部市長は「地元の人たちにとっても生活道路として大きな意味を持ってくると思う。地区内に新たにできた道路として愛着を持って末永く、道路の持つ意味を感じてもらいたい。開通を心からお祝いしたい」と祝辞を述べた。

 出席者15人によるテープカットとくす玉開披に続き、関係車両が舘下トンネル周辺の区間をパレード。午後2時からは一般車両の通行も開始された。

 同局一関土木センターによると、今後は一部通行規制を行いながら、歩道などの施工が進められる予定。

 国道343号は奥州市と陸前高田市を結ぶ幹線道路。大原―渋民間はこれまで摺沢地区を経由し、急カーブや急勾配が連続する険しい道となっており、交通事故が多発するなど安全で円滑な通行の支障になっていた。県は復興支援道路として総事業費約50億円をかけ、15年度から舘下トンネル(延長311メートル)と渋民大橋(延長54メートル)を含むバイパス整備を進めてきた。

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