春の日浴びまぶしく 川崎・薄衣 シバザクラ見頃【一関】
一関市川崎町薄衣字童子地内の傾斜地でシバザクラの花が春の日差しに映え、道行く人たちの目を楽しませている。
シバザクラが植えられている場所はもともとタバコやアズキを栽培する畑だったが、家人が知人からシバザクラをもらい庭に植えたところ毎年増え続け、10年ほどで庭や畑の一面を覆うほどになったという。
今年は10日ごろに咲き始め、現在は赤や白、ピンクの小さな花が南向きの斜面を覆い尽くすように咲き誇り、付近の市道を通るドライバーも目の覚めるような色合いのシバザクラと爽やかな青空のコントラストに心を躍らせている。
畑の野菜と一緒に毎日シバザクラの手入れを続けているという同町薄衣字加妻の高橋雪子さん(80)は「草取りは結構大変だが、天気のいい日に見ると、やっぱりいいなと思う。カモシカに食べられた所もあるが、きれいに咲いてくれて良かった」と話していた。
シバザクラは6月ごろまで見頃が続くという。咲いている場所は個人宅の敷地のため、近くを通る市道などからの観賞を呼び掛けている。