奥州・金ケ崎

水沢城主の歴史ひもとく 留守家テーマに講座 武家住宅資料館【奥州】

興味深いエピソードが紹介された歴史講座「留守家温故紀行」

 奥州市武家住宅資料館(千田良和館長)主催の歴史講座「~留守家初代 家景没後八百年~『留守家温故紀行・水沢から利府へ』」は25日、同市水沢字吉小路の同資料館・旧内田家住宅で開かれた。奥州温故の会の高橋竜太郎代表が、水沢伊達家の祖家景の没後800年に当たり、家景の墓所や関連する城跡などを紹介。聴講者は郷土の歴史への関心を深めていた。

 同講座は市民ら20人ほどが聴講。新型コロナウイルス感染防止のため30分ごとに換気しながら、水沢城主留守家とゆかりのある宮城県利府町、一関市などを踏査している高橋代表が江戸時代の水沢とつながる興味深い内容を語った。

 高橋代表は「留守家景の利府の墓には、本姓の藤原が刻まれている。仙台では伊達、水沢では留守とされる。こうした違いからはそれぞれの地域のプライドがうかがえる。いろいろと調べていると、この土地に行けばこうだろう、と推測しながら探す楽しみがある」と各地を歩いて歴史をひもといていく楽しみを語った。

 また、留守という職名を名乗っていたことについては「もともと留守の先祖は頼朝から阿波の伊那佐和を拝領し、伊沢を名乗っていたが、留守職になったことから職名を名乗るようになった」と解説した。

 このほか「留守は初代が伊沢、その後は留守、伊達を名乗り、最後の26代邦寧は留守を名乗った」「名前の通字には留守家の『家』、伊達家の『宗』『村』『邦』が使われている。例外は14代政景で、伊達政宗と留守家景を組み合わせたのかもしれない」などと興味深いエピソードを織り交ぜて、水沢の歴史の1場面を紹介した。

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