奥州・金ケ崎

競技、表現児童全力 大田代小最後の運動会 今年度末閉校【奥州】

最後の運動会でリレー種目に臨む大田代小の児童

 学校再編で2021年度末に閉校する奥州市立大田代小学校(小野寺清校長、児童15人)の最後の運動会が22日、同市江刺田原字大平の同校で開かれた。あいにくの雨で体育館に会場を移したものの、児童と教職員、保護者が一体となって盛り上がった。

 運動会はこれまで田原中学校や地域との合同で開催してきた。田原中閉校を経て、20年度は新型コロナウイルスの影響で中止。流行が続く中で今年2年ぶりの開催となり、感染防止対策のため学校単独で開いた。

 児童は紅白対抗で玉入れや徒競走などに取り組み、伝統の大田代こども神楽、応援合戦などの表現種目でも一生懸命な姿を見せた。保護者が参加する仮装レースや、急きょ地元中学生対大人による玉入れなども行われ、地域の親睦も深まった。

 結果は紅白同点。佐藤帆乃佳さん(6年)は「同点でびっくりしたが、みんなスローガンの下に一致団結して全力で最後まで楽しめた。運動会で得た力を学校生活でも発揮したい」と話していた。

 市教委の市立小中学校再編計画により、大田代小は22年度から同じ田原地区にある田原小に統合する。

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