北上・西和賀

国道107号 早期通行再開 西和賀町 県に9項目要望

佐々木局長(右)に要望書を渡す細井町長

 西和賀町は20日、県に対して2021年度の要望を行った。県道湯川温泉線の雪崩防止対策をはじめ、斜面変状により通行止めが続いている国道107号の改良整備、主要地方道花巻大曲線全線の早期供用開始など9項目について支援や国への働き掛けを求めた。

 要望は北上市芳町の北上地区合同庁舎で行われ、町や県南広域振興局の幹部ら約30人が出席。細井洋行町長が佐々木隆局長に要望書を手渡した。

 同町川尻地区と湯川地区を結ぶ県道湯川温泉線は、3月5日に上部斜面から雪崩が発生し、全面通行止めとなった。人的被害はなく3時間ほどで解消されたが、一時的に孤立する地区があったことや観光事業への風評被害が懸念されることなどを踏まえ、雪崩予防柵の総点検や未設置区間への新規設置など路線の安全確保を要望した。

 これに対して佐々木局長は「未設置区間の調査と、既存施設の機能強化について再確認し、対策の必要性を検討する。積雪時は道路パトロールを強化し、安全確保に努める」と語った。

 国道107号をめぐっては、早期の通行再開と、交通難所区間のトンネル化を含む抜本的な改良整備の促進のほか、通行止めに伴い、現在通行無料措置が取られている秋田道の4車線化について国への働き掛けの強化も求めた。意見交換で細井町長は「生活圏の大動脈が寸断され、地域住民の負荷が重なっている。道の駅が営業できず西和賀産業公社は売り上げを失っている」などと窮状を訴えた。

 要望書には、このほか▽主要地方道盛岡横手線の道路整備促進▽中山間直接支払制度の対象農用地の拡充▽生活交通バス路線運行維持対策▽地域医療の確保と医師対策▽県立西和賀高校の存続と教職員数の維持確保―を盛り込んだ。

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