北上・西和賀

大舞台「楽しむ」 市職員手束さん 7人制ラグビーでAR【北上】

髙橋市長(右)と共に、東京五輪へ意気込みを示す手束さん

 北上市危機管理課主事の手束伊吹さん(24)=紫波町在住=は、26日から東京都内で始まる東京五輪7人制ラグビー競技のアシスタントレフェリー(AR)を務める。「責任重大。世界で一番大きな祭典でプレッシャーがかかるが、より緊張感を持って臨みたい」と意欲を示している。

 手束さんは小学1年の時にラグビーを始め、黒沢尻北高校では司令塔のスタンドオフとして活躍。2年冬には全国大会(花園)にも出場した。2016年に高校卒業、市役所入庁後は競技に一区切りを付けたが、「高校の先輩もレフェリーをしていた。何かラグビーに関わりたかった」と17年にレフェリー資格を取得。20年からは主に7人制担当レフェリーのグループに入り、数々の全国規模の大会でジャッジ。今月19日の全国高校7人制大会決勝では主審に抜擢(ばってき)された。

 7人制レフェリーは特にスピード、走力が求められる。身長186センチ、85キロの体格で、トレーニングにも余念がない。スピードや豊富なラグビー感、全国規模の大会でも裁いてきた実績などが評価され、東京五輪で日本人4人のARのうち最年少で選ばれた。

 ARとして23日から従事し、26~31日に東京スタジアムで行われる試合を担当。タッチラインのほか主審がよく見えない場所、トライやキックのインゴールなどをジャッジする。

 出発を前に21日、髙橋敏彦市長にあいさつ。国際大会デビュー戦となる手束さんは「平常心で世界トップの試合を楽しんできたい」と決意を語り、髙橋市長は「ぜひ頑張って五輪の雰囲気を満喫してきてほしい」と激励した。

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