奥州・金ケ崎

農産物満載 元気お届け 「たまてばこ」発送開始 玉里振興会【奥州】

地場農産物を箱詰めして発送を迎えた玉里直送便「たまてばこ」の第1便

 奥州市江刺の玉里振興会(千葉祐会長)が地場農産物を詰め合わせた玉里直送便「たまてばこ」の発送は、3日に始まった。新型コロナウイルスの影響で中止が続く夏の青空市に代わる取り組みで、2021年は20年よりも多く準備した60箱分が既に完売。地元の味を通じて地区の元気を発信する。

 20箱分が売り切れた20年の反響を受け、今年は1箱当たりの量も多めに用意。1箱3000円で7月12日から申し込みを受け付け、同21日には完売となった。

 詰め合わせた11点は地元の6生産者が出品。今回初封入のトウモロコシをはじめ、ナスやトマトなど夏野菜を中心とした作物と加工品をセットにし、玉里を紹介するチラシとデコパージュせっけんも添えた。

 3回に分けて実施する発送作業の初回となった今月3日は、玉里地区センターで箱詰めが行われた。

 今年は関東を中心に、遠くは奈良県まで発送。玉里ゆかりの購入者が多いという。同振興会の髙橋正芳事務局長は「昨年より多い発送で地域の活力をより多くの人に発信できる。コロナ禍で地区内も厳しい状況だが、玉里ゆかりの人らに元気を届けたい」と話していた。

 同振興会では、8月に同センターで地元農産物や加工品などを販売する「たまにやる玉里の青空市 玉の市」を開催していたが、コロナ禍で20年から中止している。

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