北上・西和賀

地域の宝 違いに注目 鬼剣舞保存会など紹介 鬼の館企画展【北上】

鬼剣舞の資料や道具を展示している企画展「鬼すむ誇り~集え、きたかみの鬼剣舞」

 北上市和賀町岩崎の市立鬼の館は企画展「鬼すむ誇り~集え、きたかみの鬼剣舞」を開いている。鬼剣舞の歴史や市内保存会の紹介、各団体の資料・道具の展示などを通し、地域の宝にさまざまな角度から光を当てている。10月24日まで。

 団体紹介では相去鬼剣舞、飯豊鬼剣舞、口内鬼剣舞、黒岩鬼剣舞、岩崎鬼剣舞、岩崎新田鬼剣舞、黒沢尻鬼剣舞、御免町鬼剣舞、鬼柳鬼剣舞、鬼柳鬼剣舞め組、滑田鬼剣舞、二子鬼剣舞、北藤根鬼剣舞、谷地鬼剣舞の沿革などをまとめた。

 実際に使用されている面の展示では「鬼剣舞の面は白、赤、青(緑)、黒、黄の5色ある」「陰陽五行説から四季や方角を表すとともに仏教の五大明王を象徴していると考えられている」などの解説を加え、扇や刀、金剛杵(こんごうしょ)、御幣(ごへい)など踊りで使用する道具「採り物」も並べている。

 装束のうち、腰に付ける大口については、岩崎や鬼柳などが2人の武者の絵、相去は竜、滑田などは唐獅子とボタンの花が描かれていることを説明したほか、牛若丸や弁慶が手描きされた物など明治、大正時代に使用されていた貴重な大口も展示している。「身ごろ」の模様の種類なども含め、保存会ごとの違いを取り上げ、見る人の関心を引いている。

 同館の老林優希主査は「別々の団体でも、同じ制作者による面だと作風が似ていることなどもある。今後公演を見るときには、各団体の違いなどにも注目してもらいたい」と話している。

 鬼の館では市内の鬼剣舞団体による定期公演を行っているが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今月22日の相去鬼剣舞の公演は中止となった。

 鬼の館の開館時間は午前9時から午後5時(入館は4時30分)まで。

 問い合わせは鬼の館=0197(73)8488=へ。

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