一関・平泉

お取り寄せで苦境打破 酒屋の酒しゃぶ膳 食材卸業者と共同開発 世嬉の一酒造【一関】

世嬉の一酒造が石川ファーム、新鮮館おおまちと共同開発したお取り寄せ商品「酒屋の酒しゃぶ膳」

 酒造・販売の世嬉の一酒造(本社一関市田村町、佐藤航代表取締役社長)は、地元の食材卸業者と協力してお取り寄せ商品「酒屋の酒しゃぶ膳」を共同開発した。同社のレストランで提供している人気の酒しゃぶ膳を再現。新型コロナウイルス感染拡大で飲食業者の売り上げが落ち込む中、連携して苦境打破を目指していく。

 コロナ禍でレストランの客数が激減するなど、苦しい状況が続く中、通販事業で仕入れ先を含めて売り上げ回復を目指そうと企画。食肉加工・販売の一関ミート(石川聖浩代表取締役)が運営する石川ファームから豚肉、一関まちづくり株式会社(菅原照之代表取締役社長)が運営する「街なか産直 新鮮館おおまち」から野菜の提供を受けて実現した。

 今回の事業では冷蔵便を活用し、「鮮度」を売りにしている。具体的には、発送の4日前までに注文を受け、発送当日の午前11時までに豚肉、野菜が世嬉の一に届けられる。梱包作業を行った上で、午後には発送される仕組み。市が実施している農畜産物販売促進支援事業の採択を受け、送料の一部が補助されている。

 8月に販売を開始し、当初は認知度が低かったが、口コミやインターネット交流サイト(SNS)で徐々に人気が高まり、今では1日10~20件程度の注文があるという。

 商品内容は、4人前として石川ファームの黄金こめ豚(ロース肉)400グラム(200グラム2パック)、新鮮館の野菜、だし用として世嬉の一の特別本醸造酒300ミリリットル1本。野菜は、現在はダイコンやニンジン、ネギ、水菜、小松菜、シイタケなどだが、季節によって変わるとしている。価格は5500円(税込み、送料込み)。世嬉の一のホームページのほか、店頭でも注文を受け付ける。

 佐藤社長は「3社がうまい具合にタッグを組めたことが好評につながっている。今は飲食業界にとって一番厳しい時期だが、周りと組んで頑張っていきたい」と語っている。

 問い合わせは世嬉の一酒造=0191(21)1144=へ。

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