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来月から第2弾実施 前回同様の7000円補助 県民宿泊割【岩手】

 県は24日、県民を対象にした宿泊割引「いわて旅応援プロジェクト」の第2弾を10月1日から実施すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて停止した第1弾と同様に県内旅行1人1泊当たり最大7000円(2000円クーポン含む)を補助する。12月31日までの予定だが、事業費がなくなり次第終了となる。

 国の地域観光事業支援を活用したプロジェクトの事業費は36億5800万円。前回は4月16日から開始し、県独自の緊急事態宣言を受けて8月15日で終了。キャンセル負担分も含めた利用実績は28億800万円で、45万1000人が利用した。今回の事業費は、執行残となった8億5000万円(14万3000人分相当)のほか、追加予算を国に要望している。

 県内旅行の宿泊や日帰りが対象で、旅行代金1万円以上の場合は5000円、4001~5999円が2000円、6000~7999円が3000円、8000~9999円が4000円とそれぞれ割引されるほか、土産店などで使用できる2000円のクーポンが配布される。

 前回から変更されたのは、クーポン券の有効期限を発行日から10日間に設定したほか、宿泊施設などの利用実績に応じて割引原資を配分する。

 プロジェクトの一時停止については、新型コロナの直近1週間の人口10万人当たりの新規患者数が15人以上を基本に今後検討するとしている。一時停止の場合のキャンセル料は県が負担する。

 対象となる施設は宿泊やクーポン券利用可能も含め延べ3500施設。第2弾の実施について、高橋孝政県観光・プロモーション室長は「新型コロナの感染対策を徹底した上で、宿泊施設などを利用し地元の事業者を応援してもらいたい」と話している。

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