県内外

コロナ、経済舌戦火ぶた 衆院選公示

 第49回衆院選は19日公示され、31日の投開票に向けて12日間にわたる舌戦の火ぶたを切った。県内の3小選挙区には、1、2区各3人、3区2人の計8人が出馬した。自民党は全選挙区にいずれも前職が立候補。野党は立憲民主党が1区と3区に前職、2区に新人が出馬し、共産党は1区、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は2区でともに新人が立候補した。各陣営は事務所前や中心街で第一声を上げ、発足したばかりの岸田政権の是非や新型コロナウイルス対策などを争点に論戦の幕を開けた。【2~4面に関連】

与野党総力結集し激突 岩手3区

 花巻、北上、奥州、一関、平泉、金ケ崎、西和賀7市町をエリアとする岩手3区には、届け出順に自民党公認の前職藤原崇氏(38)、立憲民主党の前職小沢一郎氏(79)の2人が立候補した。

 届け出を済ませた両陣営は、それぞれの地元で第一声を行い、その後に選挙区をくまなく回って支持を訴えた。

 藤原陣営は北上市本通りのさくら野百貨店前で第一声を行った。海鉾守総括責任者が「9年間応援し一年一年成長が見られた。相手候補の背中が見えるところまできた。もう一押しすれば必ずや勝てる。総力を結集して勝ち抜こう」とあいさつ。平野達男選対本部長、中村好雄北上後援会最高顧問らが応援演説した。

 小沢陣営は奥州市水沢のメイプル前で第一声を行った。千葉龍二郎総括責任者が「初当選以来、政治と議員の役割を問い続け、ぶれることのない政治姿勢で取り組んでこられたのは皆さんの支援によるもの。政権を奪取する思いで野党を奮闘させる」と訴えた。小沢昌記奥州市長、髙橋由一金ケ崎町長も駆け付けた。

 両者の激突は、旧4区時代の2012、14年と、区割り変更となった17年の衆院選に続き4度目。藤原氏は公明党から推薦を受け、小沢氏が野党統一候補として一本化されたことで、今回も与野党対決として激戦を繰り広げる。新型コロナウイルス感染拡大後初の国政選挙となり、両陣営とも感染防止対策を図りながら選挙戦に臨んでいる。

遊説日程

 【藤原崇候補】平泉―一関―平泉―奥州

 【小沢一郎候補】金ケ崎―西和賀―北上

momottoメモ

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