花巻

スタンプで縄文模様あしらう 市文化財セ エコバッグ制作【花巻】

スタンプでエコバッグに縄文土器の文様を施す参加者

 花巻市総合文化財センターによるワークショップ「縄文デザインエコバッグ」は18日、同市大迫町の同センターで開かれた。参加者は町内の立石遺跡から出土した土器の破片からかたどりしたスタンプでエコバッグに模様を施しながら、縄文文化に理解を深めた。

 同センターで開催している「遺跡のモノがたり展」(2022年1月30日まで)の関連行事。親子連れら6人が参加し、学芸調査員吉田宗平さん(39)らが講師を務めた。

 道具には、土器の破片からかたどりしたシリコン製のスタンプのほか、麻ひもでなった縄を使用。参加者はエコバッグにスタンプを押し付けて模様をあしらい、彩り豊かに仕上げていた。

 吉田さんは「縄文土器の文様も縄を使って付けられている」と語り、「制作中に下に敷いていたとみられる植物の跡が付いた土器もある」と説明した。

 母親と初めて参加した阿部莉奈さん(矢沢小学校1年)は「スタンプを使って花を描いた。土器の模様もかわいかった。エコバッグはお出掛けで使う」と笑顔を見せていた。

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